研究課題/領域番号 |
17K14060
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
武長 龍樹 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任研究員 (50629037)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 重度・重複障害 / コミュニケーション / 定位反応 / 時系列分析 / コミュニケーション支援 |
研究成果の概要 |
重度・重複障害をもつ児童・生徒における触・振動に対する定位反応の定量化および教育支援に関する研究を行った。重度・重複障害児へのコミュニケーション支援においては、対象児と支援者のかかわりの前提となる覚醒水準の確認した上で外界への注意が向きやすい環境をいかに調整し実現するのかが重要である。そのために、本研究は定位反応へ着目し、(1) 無線デバイスによる振動刺激を提示した実験的観察、(2) 人のタッピングによる実験的観察によって得られた映像から参加児の動きを定量化し、定位反応の身体部位による違いと反応の時間的変化を明らかにした。この (3)定位反応の時空間的特徴を活用した教育的かかわりを実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
重度・重複障害児の定位反応をコミュニケーション支援に活用するために、本研究では触・振動刺激を提示した実験的観察を行った。録画された映像をモーションヒストリー技術によって定量化することによって、参加児の定位反応の空間的特徴と時間的特徴をとらえ、教育的実践へつなげられることが示唆された。本研究のアプローチは、重度・重複障害児を対象とした根拠に基づいて教育実践へつながると考えられる。
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