研究課題/領域番号 |
17K14118
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
薄膜・表面界面物性
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
斉藤 光 九州大学, 総合理工学研究院, 助教 (50735587)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | プラズモニクス / 電子顕微鏡 / カソードルミネセンス / 電子エネルギー損失分光 / プラズモニック結晶 / Purcell効果 / EELS / 表面プラズモン / カソードルミネッセンス / 量子ドット / LED |
研究成果の概要 |
蛍光物質とプラズモン共振器の複合系における発光緩和速度の向上メカニズムを解明するために、蛍光物質の励起状態からプラズモン共振器へのエネルギー移動を微視的に評価するための電子線顕微分光法の開発を行い、発光角度分布の変化からエネルギー移動が実際観測された。また、上記エネルギー移動をオンチップデバイスにおいて制御・微視的評価することを目指し、蛍光膜を内包することが可能なプラズモニック結晶のモード分析を行い、その特性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでプラズモン共振器による物質蛍光緩和の高速化は無数に配列された共振器群の平均的な特性として評価されてきたが、本研究では単一の共振器においてエネルギー移動を観測することに成功した。この新たな測定技術を基盤として、光-物質相互作用と発光緩和高速化の定式化を目指した研究へと発展することが今後期待され、光デバイスの高速化と小型化へ向けた開発の加速へ貢献すると期待される。
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