研究課題/領域番号 |
17K14246
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
河原 創 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (90649758)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 系外惑星 / 宇宙生物学 / 惑星大気 / 惑星形成 / 長周期惑星 / 高分散コロナグラフ / 惑星マッピング / 重力レンズ / 酸化チタン / 高分散分光 / 太陽系外惑星 |
研究成果の概要 |
ケプラーデータの中から、1-3回しかトランジットを起こさない長周期惑星をGPUを用いた検出を行い、計67個の長周期惑星を同定した。この結果によると半径にして海王星サイズのものが1 AU付近に多く存在することが分かった。これは、マイクロレンズによる晩期型星まわりの結果が、太陽型星まわりにおいても成り立つことを示しており現在の惑星形成論では説明の難しい観測結果となっている。新しい惑星大気検出法としてHigh-Dispersion Coronagraph を可能とする装置をすばる望遠鏡のSCExAOとIRDを接続するプロジェクトREACHを通じて作成し、ファーストライトを行うことに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
宇宙における人類・生命というテーマからは自然と、我々は宇宙で孤独なのか、という素朴な問いが生じる。人類史上、長らく思弁的に捉えられてきたこの疑問は、1995年の太陽系外惑星の発見以来、科学的に解答可能な具体的問題として宇宙科学の最重要課題の一つとなった。本研究の成果は将来の地球型惑星探査、およびそこでの生命探査に繋がる基礎的研究である。とくに1年以上の長周期惑星の発見法を確立したこと、また緒k末津撮像での高分散分光による大気探査を開始したことが将来の地球型惑星探査にとってインパクトがあると考えられる。
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