研究課題/領域番号 |
17K14280
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
|
研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
冨田 孝幸 信州大学, 学術研究院工学系, 助教 (70632975)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 較正技術 / 超高エネルギー宇宙線 / 望遠鏡 / ドローン / 大気蛍光 / 較正 / 宇宙線観測 / 望遠鏡較正 |
研究成果の概要 |
本研究では、発展目覚ましいドローン技術とGPS測量技術を応用した望遠鏡較正装置の開発に成功した。開発機を用いた測定で、宇宙線望遠鏡の幾何光学測定(視野方向)に関して世界最高水準の性能が達せられた。2018年、2019年における実地試験において、試験対象となった12台の望遠鏡において視野方向では0.03°の系統誤差の精度で測定することに成功した。 本研究で得られた補正値を宇宙線解析へ導入し、その影響を見積もる解析にも着手しており継続して成果確実である。また、既に収差や感度の解析にも着手しており、別の望遠鏡性能に関しても継続して成果が期待される。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高エネルギー宇宙線観測用の望遠鏡の構成はその設置条件により幾何光学的特性の測定は困難を極める。本研究により開発した装置により、得られた光学特性は世界最高水準であり、これにより宇宙線観測における解析精度も極めて向上する。特に宇宙線観測において重要なパラメーターであるエネルギー計測と宇宙線空気シャワーの最大発達点(Xmax)の計測においては平均値にまで改善が得られほどの成果である。
|