研究課題/領域番号 |
17K14321
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物性Ⅰ
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
秋葉 圭一郎 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (80712538)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 量子ドット / 金属ナノ粒子 / 強度相関測定 / 光子検出 / レーザー顕微鏡 / ナノ光学 / 量子光学 / 表面プラズモンポラリトン |
研究成果の概要 |
実験室の整備・立ち上げというゼロから研究を開始し、測定装置となる「反射光および単一光子検出による発光を回折限界で観察するレーザー走査顕微システム」を実現した。また測定対象となる量子ドット-金属ナノ粒子のハイブリッド人工分子の作製制御を見出し、サンプル作製基盤を確立した。さらに量子ドットの測定を行うことで、実際上の問題点を洗い出し、構築したシステムで独自手法となる光の強度相関測定の活用が可能であることを示した。以上のようにして、ナノ領域において顕在化するこれまでにない新たな光と物質の相互作用を独自手法により抽出する実験的な研究基盤が完成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ナノ領域の光と物質の相互作用は、未だ十分な観測がなされていない通常の光と物質の相互作用とは異なる特有なものであり、精密な光プローブや新たな光制御への利用だけでなく、新原理に基づく光デバイスや省エネルギーデバイスへと活用が期待できる。しかし、本研究で対象とする基本的な量子ドット-金属ナノ粒子結合系においても、理論的予測は多数あるものの実験的な検証は皆無である。したがって、明瞭な実験結果を与えうる本研究成果は基礎学術的意義が高く、また将来の社会へ資する意義がある。
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