研究課題/領域番号 |
17K14402
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
超高層物理学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
小路 真史 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 特任助教 (80722082)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 波動粒子相互作用 / 地球磁気圏 / プラズマ波動 / プラズマ波動粒子相互作用 / 内部磁気圏 / 非線形波動粒子相互作用 / ジオスペース / 超高層物理学 |
研究成果の概要 |
内部磁気圏において、数Hz 帯の非線形波動放射現象である周波数上昇を伴う電磁イオンサイクロトロン放射は相対論的電子及び高エネルギーイオン分布が大きな影響を与えうることが理論的に明らかになりつつあるが、磁気赤道面内で引き起こされる実際の波動・粒子間のエネルギー授受の現場を捉えられていない。実スケールシミュレーションに衛星観測データ解析を組み合わせ、時空間的な非線形波動励起の再現及び励起条件の解析を行なった。また、高エネルギーイオン分布関数の変動にも注目し、電磁イオンサイクロトロン波動の磁気圏プラズマダイナミクスへの貢献を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非線形理論で提唱されるその粒子散乱効率及び成長率は線形的なアプローチよりも遥かに効率が良いERG衛星の重要な観測対象である、電子スケールの波動のコーラス放射に対しても同様のアプローチが可能であるため、国内外から注目されている研究課題である。申請者は国際的なデータ解析チームと、EMIC 放射の大規模シミュレーション結果と観測結果との融合解析手法を議論することによって、低周波非線形波動の放射線帯プラズマダイナミクスへの影響についての総合的な理解に貢献できる。
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