研究課題/領域番号 |
17K14414
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
岩石・鉱物・鉱床学
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研究機関 | 一般財団法人総合科学研究機構(総合科学研究センター(総合科学研究室)及び中性子科学センター(研究開発 (2018-2019) 東北大学 (2017) |
研究代表者 |
有馬 寛 一般財団法人総合科学研究機構(総合科学研究センター(総合科学研究室)及び中性子科学センター(研究開発, 中性子科学センター, 研究員 (60535665)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 非晶質炭酸カルシウム / 非晶質構造解析 / X線その場観察 / 調湿 / 高温 / 非晶質炭酸マグネシウム / 熱重量測定 / 高温X線回折測定 / 温湿度変化 / 構造 / 岩石・鉱物・鉱床学 / 局所構造 / 結晶成長 |
研究成果の概要 |
非晶質炭酸カルシウムおよびその類似物質における結晶化過程と非晶質構造に着目し、高温/高湿その場X線観察実験およびX線吸収微細構造測定により構造変化の詳細を調べた。非晶質中において、陽イオン周囲の構造は結晶相におけるアラゴナイト構造に類似することがわかった。また、Ca/Mg/Srの陽イオン種ごとに非晶質構造の温度および湿度に対する安定性が変わることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非晶質炭酸カルシウムは生体鉱物としてのカルサイトやアラゴナイトの前駆物質と考えられている。本研究成果を起点に地球表層環境において環境物質として注目されているフェリハイドライトなどナノ粒子物質の構造、生成および特性に対しても構造と水の相互作用の観点からアプローチするといった今後の展開が考えられる。
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