研究課題/領域番号 |
17K14461
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
土方 優 名古屋大学, トランスフォーマティブ生命分子研究所, 特任助教 (70622562)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 理論計算 / 配位高分子 / 多孔性配位高分子 |
研究成果の概要 |
本研究では配位高分子において、捕捉分子によって引き起こされる電子状態と局所構造の変化を明らかとし、その変化によって配位高分子骨格がどのように変化するかを理論計算によって明らかにするものである。分子の補足によって局所的には骨格が不安定化していたが、骨格全体ではそれほど不安定かしていないことを明らかにした。一方で、補足される分子が相互作用する前に相互作用サイトを埋めてしまっているフラグメントの存在によってガス分子に依存した吸着挙動の違いが現れている可能性を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多孔性配位高分子は機能性材料の一つとして注目され実用化が検討されている一方で、物理化学的なその性質の理解というのはあまり進んでいない。本研究は、現在の多孔性配位高分子分野において受け入れられてしまっている骨格の柔軟性に対する定性的理解に対し、理論計算によ骨格不安定化・安定化に対する理論的理解の一部になると考えられるものである。
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