研究課題/領域番号 |
17K14469
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機能物性化学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
大城 宗一郎 名古屋大学, 物質科学国際研究センター, 助教 (90793323)
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研究協力者 |
松本 健太郎
深谷 菜摘
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 超分子ポリマー / アミノ酸ジアミド / 準安定状態 / 精密超分子重合 / ピレン / ジケトピロロピロール / 超分子化学 / リビング超分子重合 / ソフトマテリアル |
研究成果の概要 |
本研究では,有機π共役系分子が一次元に自己集合した超分子ポリマーに着目し,精密超分子重合を実現する分子骨格の開拓に取り組んだ.精密超分子重合は,超分子ポリマーの構造要素を速度論的に制御できる手法として注目されている. 2年間の研究によって,汎用分子骨格であるアミノ酸ジアミドのフォールディング特性と自己集合特性を活かし,超分子重合過程を速度論的に制御することに成功した.また,水媒体中における超分子重合の研究に取り組み,自己集合過程と超分子ポリマーの構造を速度論的に制御できる有機π共役系分子を見出した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
有機π共役系分子が一次元状に集合して得られる超分子ポリマーは,π電子の相互作用により新たな光・電子機能を示し,超分子・高分子化学の研究分野における鍵材料として有望である.中でも,長さの揃った超分子ポリマーは均質な物性を示し,機能性に優れると考えられる.本研究では,低極性溶媒中や高極性溶媒中で精密超分子重合を実現する分子骨格,有機π共役系分子を明らかにした.精密超分子重合法の確立は機能性材料の開発において重要な研究分野であり,本研究で開拓した分子骨格を多様な有機π共役系分子に導入することで,新材料の創出に繋がると期待される.
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