研究課題/領域番号 |
17K14474
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機能物性化学
|
研究機関 | 山陽小野田市立山口東京理科大学 |
研究代表者 |
舟浴 佑典 (舟浴佑典) 山陽小野田市立山口東京理科大学, 工学部, 助教 (20734312)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | イオン液体 / スピロピラン / フォトクロミズム / 光応答性 / 熱物性 / 極性変化 / 結晶構造 / 結晶内空間 / 光物性 / 価数変化 |
研究成果の概要 |
光異性化分子であるスピロピランを用いたフォトクロミックイオン液体群を開拓した。カチオン性置換基を有するスピロピラン塩を複数設計し、得られた室温イオン液体の熱物性と光応答性を評価した。高融点の塩について、置換基とアニオンサイズを変化させ一連の誘導体を合成し、固相異性化と結晶内空間の相関を明らかにした。オニウム系イオン液体との混合により得られた液体について、液体物性とフォトクロミック特性を明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フォトクロミック分子骨格を有するイオン液体はこれまで内外で盛んに研究されてきたが、静電相互作用変化を伴った光異性化を示す本系は原理が大きく異なる。したがって、光による多彩な液体物性の変化が期待される。このような液体は、多彩な物性研究の新対象となるだけでなく、機能溶媒用途といった応用展開にもつながる。
|