研究課題/領域番号 |
17K14501
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 九州保健福祉大学 (2019-2022) 信州大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
内田 太郎 九州保健福祉大学, 薬学部, 講師 (70581643)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 表面増強赤外 / 偏光 / 表面振動分光 / 表面増強赤外分光 / DFT計算 / 偏光測定 / 赤外 / 偏光依存性 / 表面増強赤外吸収 / 界面計測 / 固液界面 / 固気界面 |
研究成果の概要 |
ナノメートルサイズの粗さを持つ金属表面に吸着した分子の赤外強度が金属の無い場合に比べ大きく増大する現象を表面増強赤外吸収(SEIRA)と呼ぶ。ATR配置のSEIRA分光(ATR-SEIRAS)は、その増強効果により、金属表面の吸着分子の配向や固液界面での反応を調べるための強力な手法の一つとなっている。本研究は、ATR-SEIRASの有用性ならびに応用範囲をさらに拡大するため、その偏光特性を明らかにし、実際にその特性を用いた測定法の開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ATR-SEIRASでは、参照および試料スペクトルが必要となる。通常は試料の吸着のない表面をを測定し参照スペクトルとする。清浄表面を参照として測定できない場合、外部から摂動を与え、摂動の有無による差スペクトルを測定するが、さまざまな問題が起こり、スペクトルの解釈を間違えやすい。これらにより、これまで、ATR-SEIRASの使用範囲が限定さていた。しかし、本研究課題ではATR-SEIRASの偏光依存性を明らかにし、その性質を測定に応用し、簡便な測定系でこれまで測定が難しかった実験系が測定できることを示したことから有用な研究と考えられた。
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