研究課題/領域番号 |
17K14535
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高分子・繊維材料
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
西辻 祥太郎 山形大学, 大学院有機材料システム研究科, 助教 (00564858)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | ポリカーボネート / 破壊 / 密度揺らぎ / 時分割小角X線散乱法 / 非晶性高分子 / 時分割小角X線散乱 / 熱老化 |
研究成果の概要 |
本研究では変形下で密度揺らぎをその場観察することにより、ポリカーボネートの密度揺らぎが変形によりどのように変化するのか、熱処理前後で密度揺らぎの変化にどのような違いが現れるのかを調べることにより、熱処理がPCの力学物性に与える影響を明らかにすることを目指した。その結果、荷重印可前でも散乱強度が検出された。これは成形したポリカーボネートにおいても密度揺らぎをもっていることがわかった。荷重印可下において、荷重印可方向に異方的な散乱パターンが得られた。これは変形により新たな密度揺らぎが現れたという結果である。また熱処理した結果と比較すると、新たな密度揺らぎの成長速度が著しく速いということがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小角X線散乱法により変形下におけるポリカーボネートの密度揺らぎの変化を調べ、変形によって新たな密度揺らぎが現れることを明らかにした。また熱処理を行うと、この新たな密度揺らぎの増加速度が速いことを見出した。このことは今までにない極めて新しい知見である。またこの研究によりわかったPCの破壊に関する知見は、高分子材料の高性能化に関する指針を与えるきわめて重要な研究成果である。
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