研究課題/領域番号 |
17K14541
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
無機工業材料
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
早瀬 元 東北大学, 学際科学フロンティア研究所, 助教 (70750454)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | エアロゲル / マクロ多孔体 / ゾルーゲル / 断熱材 / モノリス / クライオゲル / ゾル-ゲル / ナノファイバー / 力学特性 / 液相合成 / 有機-無機ハイブリッド / ゾル-ゲル法 / モノリス型多孔体 / 無機工業化学 / 多孔体 |
研究成果の概要 |
酸化水酸化アルミニウム・ベーマイト組成のナノファイバーを骨格に用い、ゾルゲル法を用いた簡易なプロセスで各種モノリス型マクロ多孔体(複合材料)の作製を行い、その特異的な構造形成の仕組みについて検討を行った。さまざまな条件で得られた多孔体について、微細構造観察や嵩密度、力学特性、熱伝導率、可視光透過性など各種物性を調べ、応用材料としての評価を行った。外力を加えてもクラックが入りにくい塑性加工が可能な材料に関しては、圧縮変形による熱伝導率や光学特性の物性変化について明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
分散状態で安定的に扱うことができるナノファイバーはまだ種類が限られており、そのような材料を骨格に用いたモノリス型多孔体はこれまであまり例がない。ベーマイトナノファイバーは分散安定性が高く、再現性よく多孔体作製が可能な希有な材料である。本研究ではベーマイトナノファイバーを複合化することで、従来はみられなかった構造をもつモノリス型多孔体作製やその物性解明に成功するなど、新しい発見があった。圧縮変形による有効的な物性制御はまだ難しいものの、将来の新しい材料技術に繋がっていくものと考えられる。
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