研究課題/領域番号 |
17K14558
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機械材料・材料力学
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研究機関 | 株式会社神戸工業試験場(生産本部技術開発部) (2018) 九州大学 (2017) |
研究代表者 |
岡崎 三郎 株式会社神戸工業試験場(生産本部技術開発部), 技術企画室, 研究員 (70780831)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 析出強化 / 疲労限度 / 水素脆化 / ファセット / 高圧水素ガス / 水素環境 / 疲労 / せん断破壊 |
研究成果の概要 |
本研究では,高圧水素環境下で使用が期待される3種の析出強化型合金を対象に,大気中における両振りの疲労寿命試験を実施した.疲労破壊のメカニズムにおける析出強化の影響を明らかにするため,各供試材の溶体化処理材についても同様の疲労寿命試験を行った.また,Fe基超合金SUH660およびNi基超合金Alloy718については,高圧水素ガス曝露により水素を吸蔵させた疲労試験片を用いて疲労寿命試験を実施し,疲労限度に及ぼす水素の影響を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水素社会の実現に向けて高圧水素環境下で使用できる高強度の析出強化材に対する関心が高まっているが,析出強化材特有の疲労破壊や水素の影響が問題視されている.析出強化材の疲労破壊起点は非金属介在物等の欠陥ではなく,すべり面に沿って形成されるファセットである.また,材料中に侵入した水素が疲労特性の低下をもたらすことも考えられる.本研究では,析出強化材特有の疲労破壊メカニズムや疲労強度特性に及ぼす水素の影響を議論するために極めて重要な実験データの取得に成功した.
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