研究課題/領域番号 |
17K14561
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機械材料・材料力学
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研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
和泉 遊以 滋賀県立大学, 工学部, 准教授 (60610954)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 赤外線サーモグラフィ法 / Sonic-IR法 / 液浸式 / 非破壊検査 / 疲労き裂 / 固有振動 / 超音波入力領域 / 振動モード / 欠陥発熱 |
研究成果の概要 |
液体を介して検査対象に超音波を入力する液浸式Sonic-IR法による検査法確立のための基礎研究を行った.まず,液体中の音圧分布の因子について検討した.また,き裂部の相対振動と発熱の相関関係を確認し,き裂部の発熱に特に影響を及ぼす固有振動モードが存在することが分かった.得られた結果から,液中の音圧分布と検査対象の固有振動を考慮した効率的な検査法を提案することができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
他の検査手法では検出が容易ではない閉口欠陥の検出を得意とするSonic-IR法に着目し,これまでの直接加振によるSonic-IR法では困難であった耐熱性,硬さ,剛性の劣る材料に対して検査が可能な液浸式手法の高精度化を実現し,鋼材の疲労き裂検出への実用化事例を示した.開発した検査方法は,幅広い材料へ容易に応用することができるものであり,非破壊検査分野において価値のある成果が得られた.
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