研究課題/領域番号 |
17K14567
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生産工学・加工学
|
研究機関 | 岡山理科大学 |
研究代表者 |
寺野 元規 岡山理科大学, 工学部, 講師 (90708554)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 機械工作・生産工学 / 金属生産工学 / 結晶工学 / 精密部品加工 / 構造・機能材料 / 材料加工 / 生産工学 |
研究成果の概要 |
本研究ではせん断ひずみと熱処理による局所的な結晶組織制御法の開発を目指し、研究を実施した。せん断ひずみは二次元切削、圧延、ローラーバニシング加工によりそれぞれ付与した。熱処理は再結晶温度以下とすることで、せん断ひずみを加えた部分のみ局所的に再結晶を誘起することができた。また、せん断ひずみ量や熱処理時間を制御することで、結晶粒径を制御することができた。つまり、せん断ひずみと熱処理により局所的な結晶粒径の制御が可能となったと言える。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの結晶組織を制御する技術は圧延と熱処理による加工熱処理法が主であり、材料全体で均一に組織制御する方法であり、局所的に組織制御することはできなかった。しかし、本研究成果により、バニシング加工を利用して素材表面のみにせん断ひずみを加え、その後、素材の再結晶温度以下で熱処理することにより、表層部のみ局所的に結晶粒径が可能となった。加えるせん断ひずみの量と熱処理時間を制御することにより、結晶粒径を制御できることから、本手法を用いることにより、部分的に結晶粒径を制御した傾斜機能材料を作ることが可能となったと言える。
|