研究課題/領域番号 |
17K14579
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
設計工学・機械機能要素・トライボロジー
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
佐藤 善紀 佐賀大学, 理工学部, 助教 (20739362)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 摩耗 / フレッティング / 腐食 / 電気化学 / トライボロジー |
研究成果の概要 |
本研究ではインパクトフレッティングにおける摩耗試験を主軸として,摩耗量に及ぼす電気化学的影響と試験片衝突時の相対角度の影響から,SUS304鋼及びNi基合金の耐腐食摩耗特性を評価した. インパクトフレッティング試験における衝突角度が小さいほどスクレープ作用により腐食生成物が効率よく除去され,摩耗深さが大きくなる傾向を示した.また,本研究のインコネル690合金の摩耗は,新生面がインパクトフレッティングにより露出した際に生じる電気化学的作用(腐食)が大きく影響し,特に+200mV(vs. SCE)以上ではSUS304鋼よりもインコネル690合金の摩耗量は大幅に低減されることがわかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インパクトフレッティング試験装置に電気化学的な検討を取り入れた例はなく,トライボ作用(接触や摩擦)による新生面の露出が繰り返される環境における耐食性に関する知見は,海洋,電力をはじめ,医療や自動車など様々な分野において有用となりうる.また本研究で得られた結果は,構造物の設計段階において考慮することにより,意図しない摩耗の増大を回避させる可能性がある.
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