研究課題/領域番号 |
17K14609
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
江目 宏樹 山形大学, 大学院理工学研究科, 助教 (80785551)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | ナノ粒子 / ふく射伝熱 / ナノワイヤ / プラズモン / バイオミメティクス / ウォーターミスト / 散乱性媒体 / ミスト噴霧 / スペクトル制御 / 局在プラズモン / ナノ繊維 / 干渉効果 / 局所プラズモン / 光熱癌治療 / 医工学 / 光学制御 / ふく射物性 |
研究成果の概要 |
本研究では、ふく射のナノスケール効果を応用した散乱性媒体による光学物性制御について、基礎理論を確立し、正確なふく射制御技術の確立を目指し、研究を進めてきた。本研究では、ナノワイヤ媒体によるふく射の異方性制御、散乱性媒体と光ファイバーを組み合わせたバイオミメティクス採光技術、屋外運動者のための太陽光遮蔽化粧品、カメレオンの皮膚構造を模倣したバイオミメティクススペクトル制御技術、プラズモン粒子の干渉効果、ウォーターミストによるふく射遮蔽など、散乱性媒体によるふく射制御技術に関する知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ふく射のナノマイクロスケール現象は新たな伝熱制御技術発展に寄与するものとして、盛んに研究されている。散乱性媒体の光伝播は、気象学においては雲や霧、流体力学においては気泡流、材料設計においては断熱材や衣服等、多岐に関わる現象である。よって、正確な理論の構築による幅広い現象への理論適用を目指すことで、医療分野のみならず、学際的に多大な貢献をもたらすことが期待される。特に、光学制御が基幹技術となっている次世代光学機器開発への応用が考えられ、工業的な波及効果も高い。
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