研究課題/領域番号 |
17K14679
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
宮北 和之 新潟大学, 学術情報基盤機構, 助教 (10588289)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 情報フローティング / エピデミック通信 / 行動変化 / 連携型 / 調整型 |
研究成果の概要 |
情報フローティングとは,移動端末による直接無線通信だけで情報を拡散していくエピデミック通信において,情報を拡散させる領域を限定することによって,無駄な情報拡散を防ぎつつ所望の地域だけに情報配信を行うという手法である.本研究では,情報フローティングにおいて移動体が情報を受け取ることにより進路を変更するという状況を想定し,移動体流を適切に制御しつつ情報を効率的に配信するための手法を開発した.特に,複数種類の情報を拡散させる場合を考え,似たような目的の情報を連携させて配信を行う「連携型」,相反する目的の情報を互いに悪影響を及ぼさないように調整する「調整型」の手法を開発し,その有効性を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,通信インフラが利用できず,端末間直接通信により避難誘導情報等の配信を行う災害時のような状況を想定しており,このような状況において効率的に移動体を誘導するための情報の配信方法の開発を行っている.このため本研究は,安全・安心な生活への貢献が期待でき,実用的・社会的な意義があると考えられる.また本研究では,複数の情報を受け取った端末群の複雑な行動変化を考慮した移動体流や情報配信性能に関する理論研究も行っており,これは新しいネットワーク理論の研究に繋がるものであり,学術的にも意義があると考えられる.
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