研究課題/領域番号 |
17K14680
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 金沢工業大学 (2019-2021) 豊橋技術科学大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
坂井 尚貴 金沢工業大学, 電気・光・エネルギー応用研究センター, 研究員 (10736177)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 近傍電磁界 / 無線秘密鍵共有システム / 磁界結合方式 / ワイヤレス電力伝送 / フレネル界 / 無線電力伝送システム / 無線秘密鍵生成共有システム / 無線秘密鍵生成共有 / 磁界結合 / 無線秘密鍵 / 電波伝搬 / 秘密鍵 / アンテナ |
研究成果の概要 |
本研究は磁界結合型ワイヤレス給電(WPT)システムに搭載する、磁界ゆらぎを用いた無線秘密鍵生成共有システム(磁界秘密鍵方式)を提案し、その安全性を示す。内容①磁界秘密鍵方式で生成する秘密鍵の秘匿性を示す。内容②秘密鍵の盗聴耐性を明らかにする。成果①4x4の送電コイルを床面に敷き詰めたWPTシステムにおいて、送電装置と送電コイルの接続を無作為に切替えて磁界ゆらぎを生成する。ゆらぎから生成した受電電力履歴は高い秘匿性が得られた。成果②前述のシステムに盗聴局を配置し、受電電力履歴から生成する秘密鍵の盗聴耐性を評価した。送電装置と送電コイルの接続数の工夫により高い盗聴耐性が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は磁界ゆらぎという物理現象を情報の暗号化に活用できる可能性が高いことを、世界で初めて示したことが学術的に意義深いといえる。また、計算機や数学の進歩によらない新しい暗号化技術の可能性を示すという点において、情報化社会にとっても重要な知見である。
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