研究課題/領域番号 |
17K14702
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
制御・システム工学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
新銀 秀徳 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (60535243)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 安定化制御 / ロバスト制御 / ロバスト性 / 外乱抑制 / ノイズ抑制 / 伝送ノイズ / 制御系設計 / 安定化 / 入力外乱 / 最適制御 / 制御工学 |
研究成果の概要 |
本研究では、制御系に加わる伝送ノイズに対して耐性をもつ制御則を構築した。有界な入力外乱に対してロバストな状態フィードバック制御器を、リッカチ方程式の解を用いてパラメータ化した。この結果から、制御対象の状態の外乱に対するロバスト性を分析することができる。また、モデルの不確かさに対処するため反復学習制御の考え方を取り入れ、性能限界の解析、オブザーバを利用した未知外乱に対する適応手法の開発をおこなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
有界な外乱に対して耐性をもつ制御則のクラスを、理論的に簡易な形式で表現し示した。これにより、制御系設計において複雑な数値計算を頼らず、有効な制御器の全体像を把握することができる。また、反復学習制御則の本質的な構造上、弱点となりがちな外乱に対する耐性に焦点をあて、適用可能なシステムの範囲を広げるため耐性強化の方策を示した。
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