研究課題/領域番号 |
17K14708
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
土木材料・施工・建設マネジメント
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
小川 由布子 広島大学, 工学研究科, 助教 (30624564)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | フライアッシュ / 早強ポルトランドセメント / セメント有効係数 / 圧縮強度 / 置換率 / 蒸気養生 / 内部養生 / 養生条件 / セメント種類 / 細孔構造 / 土木材料 |
研究成果の概要 |
本研究では、石炭火力発電の副産物であるフライアッシュの強度発現性能を表すセメント有効係数(k値)について、早強ポルトランドセメントをベースとして再整理し、さらに養生環境の影響を検討した。この結果、早強ポルトランドセメントを用いた配合におけるk値は、普通ポルトランドセメントの場合よりも小さいこと、また蒸気養生を行った場合に小さくなるが、これは内部養生により補うことができる可能性があることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
石炭火力発電の副産物であるフライアッシュは良質なポゾランであるが、養生環境や配合条件に反応が影響を受けること、また化学成分等品質が一定でないことから汎用されていない。本研究では、フライアッシュの強度発現性能を表すセメント有効係数(k値)について、生産性向上において着目されているプレキャストプレストレストコンクリートへの適用を念頭に、早強ポルトランドセメントをベースとして再整理した。さらに蒸気養生により低下する性能を内部養生により回復できる可能性を示し、これらの成果により高耐久コンクリートへのフライアッシュ利用の促進が期待される。
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