研究課題/領域番号 |
17K14721
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地盤工学
|
研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
岩井 裕正 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (80756908)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | CO2ハイドレート / 海底地盤 / 二酸化炭素地中貯留 / 海底地すべり / 弾塑性構成式 / 三軸圧縮試験 / ガスハイドレート含有地盤 / 二酸化炭素ハイドレート / 地盤工学 / 二酸化炭素排出削減 / 海洋利用 / メタンハイドレート |
研究成果の概要 |
本研究では,二酸化炭素ハイドレート(CDH)含有地盤の強度・変形特性を表す弾塑性構成式の高精度化および,深海底地盤の不安定化現象に関する模型実験を実施した。弾塑性構成式の高精度化については,従来のガスハイドレート(GH)含有地盤の構成式には考慮されてこなかったGHの存在形態を考慮した弾塑性構成式を新たに提案した。提案した構成式によって,種々のGH含有地盤の強度変形特性を統一的に表現することが可能となった。また,海底地盤不安定化現象に関する模型実験からは,地盤内に不透水層が存在する場合に特に大規模な地すべりが発生することが明らかとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって,温室効果ガスである二酸化炭素をハイドレート化して深海底に貯留した際の地盤強度や地盤変形について精確に予測することが可能となった。これにより,CDH含有地盤が十分な強度を持つと判断することができれば,放出される二酸化炭素をハイドレート化して深海底地盤内に貯留する技術が実現されることとなる。また,ハイドレート化貯留は従来の地中貯留と比べてもコストが安価であり,二酸化炭素削減に向けて追い風となる。
|