研究課題/領域番号 |
17K14764
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
下村 修一 日本大学, 生産工学部, 准教授 (50443726)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 杭 / 支持層確認 / バイブロハンマ / H形鋼 / バイブロハンマ工法 / 加圧土槽実験 / 現場施工記録 / 現場施工実験 / 支持層確認手法 / 鉛直支持力 / H形鋼杭 |
研究成果の概要 |
本研究ではバイブロハンマ工法による杭打設時の支持層管理手法の高度化を目的として模型実験、現場施工実験並びに現場施工データの収集分析を行った。その結果、杭の施工時における押し込み力の大きさは支持層確認指標に影響を及ぼし、押し込み力が小さい場合には支持層の硬さを過大評価する危険性があること、この傾向は杭のサイズが大きく、地盤が硬質であるほど顕著になることを明らかにした。この成果を支持層管理手法に反映することで、支持層確認精度の向上に寄与することが可能である。また、限られた条件の模型実験ではあるが支持層確認指標を用いて杭の支持力を推定できる可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
建物に使用されている杭が支持層へ確実に貫入されていないことにより、建物の安全性が懸念され、建物の解体にまで至るなどのトラブルがあったことは記憶に新しい。この問題の原因は種々あるが、その一つとして杭施工時の支持層確認手法が十分に確立できていないことが挙げられる。本研究では杭の施工方法のひとつであるバイブロハンマ工法を対象に支持層確認指標の特性を模型実験並びに現場施工実験により分析し、支持層確認の高度化に資する知見を得た。
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