研究課題/領域番号 |
17K14819
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
複合材料・表界面工学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
鈴木 良祐 群馬大学, 大学院理工学府, 助教 (10612400)
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研究協力者 |
松原 雅昭
荘司 郁夫
半谷 禎彦
西田 進一
後藤 悠
岡田 賢二
三ツ木 寛尚
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | ポーラスアルミニウム / サンドイッチパネル / 溶湯直接圧延 / 双ロールキャスティング / アルミニウム / 気孔率 / 曲げ試験 / プリカーサ / 圧延 / 鋳造 / アルミニウム合金 / 発泡 / 機械材料・材料力学 / 構造・機能材料 / 環境材料 / 材料加工・処理 |
研究成果の概要 |
ポーラスアルミニウムコアサンドイッチ (AFCS)を安価に作製する方法として溶湯直接圧延プリカーサ法を提案し,本方法を用いAFCSの作製を行うと伴にその機械的特性の評価を試みる.ADC12合金溶湯に増粘剤としてAl2O3粉末,発泡剤としてTiH2粉末を添加して撹拌し,縦型双ロール圧延機に注湯することでプリカーサを得た.プリカーサを純Al薄板またはSUS304薄板で挟みクラッド圧延することでスキン付プリカーサを得た.スキン付プリカーサを電気炉で加熱し,気孔率約50 %のポーラスアルミニウムをコア材とするAFCSの作製に成功した.AFCSの3点曲げ試験を行い,機械的特性を評価することもできた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プリカーサ法は高価な合金粉末を素材とし,バッチプロセスである粉末冶金技術を用いるため,この方法で作製されるAFCSは高価である.本研究ではプリカーサの作製に溶湯直接圧延を利用するため,安価な鋳塊を素材として用いることができる.加えて,生産性の良い連続プロセスである圧延を利用するため,既存のプリカーサ法と比較して安価にAFCSを作製することが可能となる.これまで,プリカーサの作製には粉末冶金の他に板材の接合技術を用いる方法も提案されている.プリカーサの作製に鋳造を含むプロセスはほとんど例がなく,濡れ性の悪い発泡剤粉末が溶湯に混ざっていくプロセスを明らかにすることは学術的にも意義深い.
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