研究課題/領域番号 |
17K14894
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地球・資源システム工学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
森本 和也 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 主任研究員 (10565683)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 鉄鉱物 / アカガネアイト / ヒ素 / フッ素 / 不溶化 / ナノトンネル構造 / 吸着 / 陰イオン |
研究成果の概要 |
自然由来の重金属等による汚染土壌の不溶化対策技術に資する研究開発を行うことを目的として、ナノトンネル構造を有する陰イオン交換性鉄鉱物であるアカガネアイトを用いたヒ素やフッ素の陰イオン吸着挙動についての研究を実施した。 アカガネアイトの生成条件の検討や、アカガネアイトに対するヒ酸イオンとフッ化物イオンの吸着特性および吸着形態の評価を行い、有害イオンのアカガネアイトに対する特異的な吸着形態の形成が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、溶解度が低いアカガネアイトへのヒ素・フッ素陰イオンの不可逆的な吸着反応(内圏型錯体の形成による特異吸着)を実現することで、再溶出の懸念の低い不溶化を提案した。また、資源としても豊富に存在し、低コストで供給することが可能な鉄鉱物を利用することを提案しており、今後多量の排出が懸念されるヒ素・フッ素陰イオンによる複合汚染土壌の不溶化処理に対して、環境にも負荷を与えない技術として社会に貢献することが期待できる。
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