研究課題/領域番号 |
17K14926
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
神経生理学・神経科学一般
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
人羅 菜津子 北海道大学, 薬学研究院, 助教 (40762191)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 神経科学 / 不安障害 / 記憶学習 / 光遺伝学 / 記憶・学習 / カルシウムイメージング |
研究成果の概要 |
恐怖を克服して行動を起こす脳内メカニズム解明を目的とした。報酬刺激(砂糖水)と嫌悪刺激(電気ショック)を同時に提示し、報酬を得るまでの潜時を測定した(葛藤行動試験)。神経活動マーカーである cFos の免疫染色により、葛藤行動試験中に活性化する脳領域を全脳から網羅的に調べた。さらに、この結果に基づいて内側前頭前皮質 (mPFC) に着目し、内側前頭前皮質の薬理学的な抑制が恐怖の克服を促進することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
不安障害を患うと、本来恐怖の対象とするべき事物や出来事以外に対しても恐怖を感じ、適切な行動を取ることが困難になり、患者のQOLを著しく低下させてしまう。本研究は、葛藤環境で恐怖を克服して行動を起こすことに mPFC が関与することを明らかにした。本成果は、生物が外界の環境や自身の状況に応じて行動を柔軟に調節するメカニズムを解明し、科学的根拠に基づいた不安障害の治療法や治療を効率化する方法を提案することに貢献すると考えられる。
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