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梨状皮質興奮性ニューロンの軸索分枝:ウイルスベクターを用いた単一細胞標識

研究課題

研究課題/領域番号 17K14953
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 神経解剖学・神経病理学
研究機関久留米大学 (2019-2020)
川崎医科大学 (2017-2018)

研究代表者

中村 悠  久留米大学, 医学部, 助教 (70535484)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード梨状皮質 / シンドビスウイルス / ウイルスベクター / 逆向性トレーサー / 嗅球 / 嗅覚 / 投射様式 / 軸索分岐 / 逆行性トレーサー / 嗅覚系 / Sindbis ウイルス / 神経解剖学 / 嗅皮質
研究成果の概要

梨状皮質は嗅球をはじめとする嗅覚関連領域との間で、匂いに関連した情報のやり取りを双方向的に行っている事が知られている。梨状皮質における嗅球出力細胞の投射様式については近年明らかにされたが、嗅球以外の脳領域から梨状皮質への入力様式についてはまだ十分に解析されていないのが現状である。そこで、前梨状皮質内に逆行性トレーサーを注入する実験を行ったところ、少なくとも一部の前梨状皮質領域へ情報を送る脳部位は、他の前梨状皮質領域へ投射する部位とは異なる可能性が示唆された。逆行性トレーサーは通過線維からも取り込まれる可能性があるため、本研究では順行性標識を行い、更なる検討を進めている。

研究成果の学術的意義や社会的意義

嗅覚系の一次皮質である梨状皮質は、末梢との点対点対応構造を持たず、また、多くの脳領域と相互連絡する。これらの構造は他の一次感覚皮質では見られない、嗅覚系に特有の特徴であり、匂い情報処理メカニズムの解明を困難にしている。本研究では、少なくとも一部の前梨状皮質領域は、他の前梨状皮質部位とは違う情報を受けていることが示唆された。本研究成果は、梨状皮質における情報処理機構の理解に繋がる知見となることが期待される。

報告書

(5件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2022-01-27  

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