研究課題/領域番号 |
17K15027
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
腫瘍治療学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
宇都 倫史 宮崎大学, 医学部, 講師 (10624653)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 腫瘍治療学 / 免疫抑制 / 樹状細胞 / 免疫学 |
研究成果の概要 |
本研究は、がん進展での免疫応答抑制に関与するClec4A4分子に着眼し、がん免疫(自己免疫)応答を負に制御する新規樹状細胞発現の免疫チェックポイント分子の機能的同定を試みた。Clec4A4欠損マウスを作製して解析した結果、担がん野生型マウスと比較して、担がんClec4A欠損マウスでは、悪性黒色腫のがん進展が抑制された。この結果より、Clec4A4は樹状細胞の活性化制御分子として機能し、がん免疫応答において免疫チェックポイントであることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、免疫チェックポイント分子として判明しているものは主としてT細胞発現分子であり、樹状細胞の機能に着目した報告は皆無であることから、新規樹状細胞発現免疫チェックポイント分子の発見は学術的にも社会的にも大きな意義がある。将来の展望として、マウスClec4A4分子のヒトに相当する分子に対する機能阻害抗体の作出等が、新たながん免疫療法に繋がることが強く期待される。
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