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肝臓生着因子同定による移植型培養肝細胞の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K15046
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 ゲノム医科学
研究機関九州大学

研究代表者

川又 理樹  九州大学, 生体防御医学研究所, 助教 (80602549)

研究協力者 鈴木 淳史  
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード肝臓 / 移植 / 遺伝子改変マウス / 誘導肝細胞 / 肝細胞移植 / 再生医療
研究成果の概要

本研究課題は肝細胞移植時にTbx3陽性肝細胞のみが肝臓に生着するという仮説のもとに遂行する。目的達成のためにまずTbx3レポーターマウスの作製を行った。BL6Jマウス由来のES細胞を新たに樹立し、このES細胞に対してCRISPR/Cas9システムを用いてTbx3-Venus knockin ESクローンを作製した。インジェクションにより、キメラマウスを経てヘテロ型 knockinマウスを得ることに成功した。ヘテロ型マウスの肝臓におけるVenus陽性細胞の局在を調べた結果、中心静脈周囲の肝細胞で最も強い内在性Tbx3と同じ発現パターンが観察され、極めて正確なTbx3レポーターマウスが作製できた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

肝臓におけるTbx3陽性細胞は高い再生能力能力を持つことが最近の研究で分かってきた。一方で、障害を受けた肝臓に対する培養肝細胞の移植効率は一般的に低く、特定の細胞のみが生着できる可能性が考えられている。本研究で作製したTbx3-VenusレポーターマウスによってTbx3陽性細胞のみを集めることが可能になるため、Tbx3陽性細胞が移植能力が極めて高い性質を持つことが証明できれば、この細胞の特性を調べ、移植能力に決定的な因子を同定することが可能となる。更に、この因子を培養肝細胞で活性化させれば移植効率が劇的に向上し、将来的に肝臓の再生医療や疾患治療が可能になる点において社会的に大きな貢献となる。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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