研究課題/領域番号 |
17K15069
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
分子生物学
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
吉田 周平 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 研究員 (20363997)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 減数分裂 / 卵母細胞 / 紡錘体 / 動原体 |
研究成果の概要 |
染色体は主に微小管から構成される紡錘体によって娘細胞へと分配される。そして染色体を正しく分配するには紡錘体が二極性であることが非常に重要であり、多くの体細胞では中心体が紡錘体の極性を決定づけている。しかしながら哺乳動物の卵母細胞は中心体を持たず、紡錘体が二極性化する機構は明らかになっていない。 本研究では、マウス卵母細胞の減数第一分裂において動原体が紡錘体の二極性化に重要な機能を担っていることを明らかにした。さらに動原体には微小管束形成を促進するクロスリンカータンパク質が集積しており、このクロスリンカータンパク質の空間的制御が卵母細胞の染色体分配に重要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
卵母細胞においては染色体分配異常が高い頻度で起こる。そして卵母細胞において染色体を分配する紡錘体が二極性化する機構は未だ明らかになっていない。 本研究では、マウス卵母細胞において動原体が紡錘体の二極性化に重要であること、そして動原体に局在する微小管のクロスリンカータンパク質が染色体の分配に重要であることを明らかにした。 紡錘体の二極性化機構を解明することで、卵母細胞において染色体分配異常が高頻度で起こる原因を明らかにすることが期待できる。
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