研究課題/領域番号 |
17K15092
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機能生物化学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
渡邉 和則 岡山大学, ヘルスシステム統合科学研究科, 助教 (70602027)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | Xrn1 / Xrn2 / 熱ストレス / miRNA / tRNA分解 / miRNA分解 / ストレス応答 |
研究成果の概要 |
本研究では熱ストレスによるRNA分解酵素Xrn1, Xrn2(以降Xrn1/2)の活性化機構及びRNA認識機構の解明を試みた。まずXrn1/2によるRNA認識機構を明らかにするために、様々なアフィニティタグを用いたXrn1/2の発現系の構築・精製条件を検討してきた。その結果、十分な純度・収量のXrn1/2を得ることができなかったが、Xrn2の活性を確認することはできた。 Xrn1/2の活性化機構を明らかにするために温熱依存的にXrn1/2に結合・解離するタンパク質の同定を試みた結果、複数のタンパク質の同定に成功した。現在、これらのタンパク質がXrn1/2の活性に関与しているのか検討している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
熱ストレス依存的なXrn1/2結合・解離タンパク質を同定することで、Xrn1/2の活性化機構を明らかにできると考えている。今後、Xrn1/2活性化機構を明らかにしていくことで、ストレス応答研究の基礎的な知見として貢献できると考えている。また、がん治療法の1つである温熱療法の基礎的な知見としても貢献できるだけでなく、より効果的な温熱療法開発研究へと普及していくと考えている。 またin vitro解析よりXrn2は開始tRNAを分解できたことから、細胞内で観察されていたXrn2の活性は正しかったことが裏付けされた。そのため、Xrn2の新たな基質としての知見として貢献できたと考えている。
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