研究課題/領域番号 |
17K15238
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
植物栄養学・土壌学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
加藤 真理子 京都大学, 化学研究所, 助教 (90736646)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 植物細胞形態形成 / ホスホイノシチド / シグナル伝達 / リン脂質シグナル / 細胞形態形成 / 脂質 / 植物 |
研究成果の概要 |
根毛は、根の表皮から発生し細胞の伸長が先端のみで起こる先端成長によって形成される円筒状の細胞性構造体である。その結果もたらされる根毛の細長い形態は、水・無機栄養素の吸収、植物体の土壌への固定、土壌微生物との相互作用といった根毛機能を支える重要な組織である。本研究は根毛の伸長促進に関わる分子機構を解明するため、伸長促進への関与が示唆されるホスファチジルイノシトール4,5-二リン酸(Pl(4,5)P2)に着目し、PI(4,5)P2シグナルを調節する機構を解析した。その結果、根毛伸長過程においてPI(4,5)P2シグナルを負に制御し根毛伸長を減衰する機構の一端を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
根毛をより長く伸長させることにより根毛の表面積を拡張させることができれば任意のタンパク質などを量的に多く発現させることも可能となることから、伸長促進機構を明らかにすることは重要である。本研究では根毛伸長を負に制御する機構の一端を明らかにしたが、根毛機能を強化した高機能性植物体の作出のための基礎的知見を得ることができたと考えている。
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