研究課題/領域番号 |
17K15245
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用微生物学
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研究機関 | 東京大学 (2019) 東京工業大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
岩間 亮 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (90793042)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | オートファジー / 炭素源 / グルコース / エタノール / 酵母 / 液胞 / 液胞形態 / Saccharomyces cerevisiae / ダイオキシックシフト / ミクロオートファジー / 生理学 / 炭素代謝 |
研究成果の概要 |
オートファジーは真核生物に広く保存された細胞内分解システムである。本研究では、酵母におけるエネルギー代謝で主要な役割を担う炭素代謝に着目し、オートファジーの生理学的意義を明らかにすることを目指した。出芽酵母Saccharomyces cerevisiaeではエタノールで増殖時、またエタノールが枯渇時にオートファジーが生じていることが示され、細胞質、小胞体、ミトコンドリアが分解されていた。特に、エタノール枯渇時ではミトコンドリアがさらに良く分解されていた。さらに、エタノール増殖時、エタノール枯渇時において、細胞質や脂肪滴がミクロオートファジーが生じていることも示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、低濃度のグルコース培地を使用することで、出芽酵母Saccharomyces cerevisiaeにおいて、オートファジーが様々な飢餓やストレスのみならず、エタノール増殖という通常の生育条件でも様々な種類のオートファジーが生じていることが示され、オートファジーの生理学的意義の一端を明らかにできた。細胞の生理学的意義を検討するにあたり、様々な培地条件を精緻に検討することの重要性が再認識された。
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