研究課題/領域番号 |
17K15264
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物有機化学
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
小倉 由資 東北大学, 農学研究科, 助教 (50750139)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
|
キーワード | 骨芽細胞 / 天然物合成 / 有機合成化学 / 生理活性 / 生体分子 / 全合成 / 天然物化学 |
研究成果の概要 |
これまでに無いタイプの画期的な骨粗鬆症治療薬の開発に繋がると期待される天然由来成分が発見されたが、これらは天然からは極微量にしか得られないため、その物質の構造の一部が判明していなかった。そこでこれらの天然有機化合物の合成研究に取り組んだ結果、化合物全体を作り上げるために必要な各ブロックの調製まで行うことができた。目的の天然有機化合物の合成にはこれらのブロックを連結することが必要で、これから様々な検討を重ねて目的である骨粗鬆症治療薬の候補物質の合成を達成する予定である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢化社会を迎えた我が国における、60 代、70 代女性の羅患率は推定35%、70%と高く治療法の確立は急務であるが、現在使用されるいずれの薬剤も決定打にはなり得ていない。本研究は骨を作る細胞の活性化と骨を破壊する細胞の抑制を狙った従来法とは異なり, 骨芽細胞の増殖によって骨粗鬆症を改善するという新たな発想に基づくものである。現在まで、新しい骨粗鬆症薬の候補化合物(天然由来)の完成に必要なブロックの調製まで完了した。今後各ブロックを連結して候補化合物を合成できれば、実際にこの天然由来成分を使った細胞実験が展開される段階へと移れる。早期のうちにこの天然成分の合成を達成したい。
|