研究課題/領域番号 |
17K15362
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
動物生産科学
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
石田 藍子 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 畜産研究部門, 上級研究員 (30414684)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | Cat-2 / アルギニン / ブタ / 骨格筋 / 塩基性アミノ酸トランスポーター2 / 筋線維型 / NO / CAT-2 / NOS |
研究成果の概要 |
飼料中アルギニン濃度によるブタの筋線維タイプの変化は、Cat-2の発現量の変化を伴わず、筋線維タイプの変化にCat-2の変化が必須ではないことが示唆された。飼料中アルギニン濃度を変化させたブタでの実験と、培養細胞の培地中アルギニン濃度の実験では、MyHCアイソフォームへの影響が異なり、ブタでの変化は内分泌を介した結果と考えられた。培養骨格筋細胞では、培地中のアルギニンおよびクレンブテロールは分化中にはCat-2AおよびCatT-2BのmRNA発現量に影響を及ぼしたが、分化後には影響がなかった。クレンブテロールの実験よりCat-2のmRNA発現制御にβ2受容体を介した刺激の関与が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、Cat-2はマクロファージや腫瘍細胞におけるNO産生時に、基質となるアルギニンを供給するトランスポーターとして研究が進められてきた。Cat-2の骨格筋における研究はこれまでに報告が少なく、発現量の変化や制御については明らかになっていなかった。本研究は栄養により骨格筋のCat-2発現量に及ぼす影響を明らかにした研究である。さらに、培養骨格筋細胞を用いて、アルギニンの直接的な影響、また発現制御まで検討したことは、学術的意義がある。
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