研究課題/領域番号 |
17K15372
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
土岐 朋義 北里大学, 獣医学部, 助教 (40792396)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 猫伝染性腹膜炎ウイルス / ウイルス受容体 / 猫伝染性腹膜炎 / ネココロナウイルス / Sタンパク質 |
研究成果の概要 |
ネコ伝染性腹膜炎(FIP)の原因ウイルスであるFIPウイルス(FIPV)にはI型とII型の2つの血清型が存在する。I型FIPVの吸着時に利用するウイルス受容体はII型FIPVとは異なることが証明されているが、その分子は未だ同定されていない。そこで申請者はプルダウン法を応用してI型FIPVのウイルス受容体の同定を試みた。ウイルス受容体と相互作用させるベイトとしてI型FIPV Sタンパク質のS1領域をFcタグと融合させた組換えタンパク質を作製した。しかし、この組換えタンパク質は感受性細胞であるfcwf-4細胞と相互作用が認められず、ウイルス受容体の同定には至らなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
I型FIPVの吸着時に利用するウイルス受容体は未だ同定されていない。申請者はウイルス受容体とFIPVのSタンパク質の相互作用を利用してウイルス受容体の同定を試みた。しかし、I型FIPV Sタンパク質はII型FIPV Sタンパク質と異なり、感受性株化細胞への結合性が非常に乏しいことが明らかになった。これはI型FIPVのウイルス受容体の同定及びI型FIPVの株化細胞に対する感染経路を調べていく上で意義のある知見であるといえる。
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