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昆虫内分泌器官における糖供給経路

研究課題

研究課題/領域番号 17K15398
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 昆虫科学
研究機関茨城大学

研究代表者

菊田 真吾  茨城大学, 農学部, 助教 (90718686)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワードトレハロース / トランスポーター / 酵素 / ノックアウト / カイコ / トレハラーゼ阻害剤 / 昆虫 / 生体分子
研究成果の概要

昆虫のアラタ体への糖供給が停止すると昆虫は致死に至る.しかし,その糖供給経路は不明である.この経路の解明には,アラタ体の細胞膜を隔てた内外の糖分子を明らかにする必要があった.主要な血糖であるトレハロースは,分解酵素TREH2によりグルコースに分解され,細胞内に輸送されると考えられてきたが,TREH2の膜内外の方向は明らかにされていない.抗TREH2抗体を用いた免疫組織化学的手法により,TREH2のトポロジーは細胞膜内側であることが示された.本組織において,トレハロース輸送を担う新規トランスポーターTRET2遺伝子を同定した.これは体液中のトレハロースを直接取り込んでいる可能性を示唆する.

研究成果の学術的意義や社会的意義

糖は生物の代謝で重要である.昆虫もヒトと同様に,糖を利用して生きている.生存に不可欠な器官に糖の供給が停止すれば,昆虫は死に至る.本研究では,チョウ目昆虫における糖の輸送を明らかにした.この輸送を阻害する働きを示す薬剤が見つかれば,新規の農薬の作用点となる可能性が高い.

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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