研究課題/領域番号 |
17K15435
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
小川 祥二郎 東京理科大学, 薬学部薬学科, 講師 (30546271)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 誘導体化 / LC/ESI-MS/MS / モノヒドロキシ-7-デヒドロコレステロール / ステロール / Cookson型誘導体化試薬 / 先天性代謝異常症 / Smith-Lemli-Opitz症候群 / ヒドロキシ-7-デヒドロコレステロール / ESI増強誘導体化 / 分析科学 / 先天性コレステロール代謝異常症 / 質量分析計 / 先天性コレステロール生合成不全症 / SLOS / ステロイド / 診断マーカー / 重水素標識 |
研究成果の概要 |
先天性脂質代謝異常症のSLOSの新規診断マーカーの探索,及びマーカーのLC/ESI-MS/MS分析用誘導体化試薬の開発も行った.安価な胆汁酸から十数工程で24S-ヒドロキシ-7-デヒドロコレステロールを合成し,コレステロールから数工程で4α-及び4-βヒドロキシ-7-デヒドロコレステロールを得た.別に,7-デヒドロコレステロール還元酵素阻害剤AY9944摂取により作成したSLOSモデルラットの血清も得た. LC/ESI-MS/MSで測定した所,モデルラット血清から4α-及び4-βヒドロキシ-7-デヒドロコレステロール由来のピークが明瞭に観察され,これらはSLOSの診断マーカーとして期待される.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PAを指標とした誘導体化試薬のデザインを基に,より高い検出感度向上能を有する試薬を開発できたことで,少量の生体試料で臨床診断が可能となった. また4α-及び4β-OH-7-DHCがSLOSの新規な診断マーカー候補化合物として見出されたことから,我々の誘導体化試薬とLC/ESI-MS/MSを組み合わせたモノヒドロキシ-7-DHCの分析を新生児血清 (あるいはより少量の乾燥露紙血など) 分析に応用すれば,早期の診断法開発への道が開かれるものと期待される.
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