研究課題/領域番号 |
17K15437
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
草森 浩輔 東京理科大学, 薬学部薬学科, 助教 (90707407)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 細胞治療 / 細胞増殖制御 / 自殺遺伝子 / 間葉系幹細胞 / iC9 / 細胞遺伝子治療 / アポトーシス |
研究成果の概要 |
細胞移植治療は、様々な疾患に対して従来の治療法よりも長期間かつ高い治療効果を得られることが報告されている。しかしながら、移植細胞の生存期間や機能を調節可能な方法は存在しないことから、過剰な機能発現やがん化などをはじめ細胞移植の安全性は確立されていない。本研究では、生体内に移植した細胞の機能制御を目的に、inducible Caspase-9(iC9)発現細胞が、iC9特異的アポトーシス誘導剤AP20187によりアポトーシスするiC9システムを基盤とした細胞増殖制御法を開発した。移植細胞に対してiC9システムを搭載することにより有効かつ安全な細胞移植治療を実現できると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、移植細胞の機能を生体内で制御することを目的に、iC9システムを基盤とする細胞増殖制御法の開発に成功した。本法は、細胞移植治療において重要な課題とされている安全性を飛躍的に改善するものであり、次世代医療として期待されている細胞移植治療の発展に寄与することが予想されることから、医療の発展を介して社会へ貢献できると考える。また、移植細胞の増殖を薬物投与により制御することで、その治療効果を自在に制御しようとする研究はこれまでに例がなく、生物薬剤学または薬物動態学の概念や技術を細胞移植治療に応用した点で学術的に意義深いと考える。
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