研究課題/領域番号 |
17K15448
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物系薬学
|
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
山口 啓史 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助教 (50644241)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | オートファジー / ゴルジ体 / タンパク分解 |
研究成果の概要 |
オートファジーは、細胞内の不要なタンパク質やオルガネラを分解するシステムである。我々は、新たなメカニズムによるオートファジー (新規オートファジー)を哺乳動物で見出し、この新規オートファジーを制御する分子を探索したところ、Aag4を同定した。このAag4は、新規オートファジー誘導時、trans-Golgi膜上で機能し、trans-Golgi膜からの隔離膜形成を制御していた。神経特異的Aag4欠損マウスは、神経細胞の変性・脱落、それによる行動異常を示し、新規オートファジーが、神経細胞において重要な生理的機能を有していることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
出芽酵母および哺乳動物細胞における新規オートファジーを制御する分子として、新規にAag4を同定することができた。このことから、新規オートファジーの分子機構の一端を理解することができた。また、新規オートファジーが神経細胞において生理的機能を有することを明らかにすることができた。神経変性疾患の病態生理解明や疾患治療に波及効果をもたらすと期待される。
|