研究課題/領域番号 |
17K15462
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
薬理系薬学
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
山口 太郎 摂南大学, 薬学部, 講師 (30710701)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 感音難聴 / 薬物治療 / カルパイン / 音響外傷性難聴 / カルパイン阻害剤 / 抗酸化剤 / 一酸化窒素合成酵素阻害剤 |
研究成果の概要 |
本研究では、抗酸化剤あるいは一酸化窒素(NO)合成酵素阻害剤とカルパイン阻害薬との併用処置によって、カルパイン阻害薬単独処置よりも強力な内耳保護効果を得るか否かを検証することを目的とした。その結果、併用処置は単独処置と比較して、内耳保護効果を部分的に増強したが、その程度が劇的ではなかった。その原因として、音響曝露による難聴病態形成に酸化ストレスやNOとは独立して生じる蝸牛内炎症反応が関与する可能性を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、これまで申請者が明らかにした難聴治療候補薬の併用療法でより高い効果を発揮するか否かを検証するものである。結果として、期待されるほど大きな効果は得られなかったものの、新たな治療標的の同定に成功した。本研究成果は、現時点でも有効な治療薬の存在しない難聴病態に対して、新たな創薬標的を生み出したことから、今後の創薬への発展が期待できるものである。
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