研究課題/領域番号 |
17K15471
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
天然資源系薬学
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研究機関 | 星薬科大学 |
研究代表者 |
若菜 大悟 星薬科大学, 薬学部, 助教 (80700129)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 生物資源 / Aspergillus / 真菌 / 生薬 / 微生物変換 / 生薬エキス / 多様化 / エキスライブラリ |
研究成果の概要 |
今回,天然物化学研究のための新たな探索源の創成を目的に,国内で広く流通している生薬と一般的な菌類である Aspergillus 属真菌を組み合わせ,これまでにない多様化エキスの作成を行った.10 種の生薬抽出物を添加した培地で A. fumigatus CBS101355 株,A. nidulans CBS112.46 株および A. oryzae IFM59478 株を 25℃で 0, 3, 5, 7 および 11 日間培養し,150 種の培養エキスを作成した.特に顕著な含有成分の多様化が観測された培養エキスについては,変化した物質の特定を行い,どのような変化が生じたのか検討した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回,新たな天然物化学研究に用いるため,一般的に国内で流通している生薬と,一般的な菌類である Aspergillus 属菌を組み合わせ,新たな多様化エキスの作成に成功した.天然物化学研究に用いることができる国内資源は年々減少しており,また,国外試料の利用が難しくなっているなか,本研究は国内で調達可能な資源を利用し,これまでにない研究資源作成の可能性を示した.また,多様化エキス中の成分探索を行うことにより,これまでに未発見の物質発見の可能性が示された.さらに,本研究により,物質の構造を変換する未報告の酵素の発見につながる可能性が示唆された.
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