研究課題/領域番号 |
17K15476
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
創薬化学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
渡邉 瑞貴 北海道大学, 薬学研究院, 講師 (20507173)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ペプチドミメティクス / 配座制御 / フォルダマー / ペプチド |
研究成果の概要 |
様々な立体化学の光学活性シクロプロパンδ-アミノ酸オリゴマーを設計し、マクロモデルを用いてそれらの最安定配座を計算したところ、特定の立体異性体のホモオリゴマーが、安定な右巻きヘリックスを形成することが期待された。実際にその光学活性シクロプロパンδ-アミノ酸モノマーを、光学活性グリシドールから不斉補助基を利用した立体選択的Grignard反応および不斉アルキル化を経て、18工程で合成した。種々の長さにオリゴ化後、その立体構造の CD測定やNMR測定、およびX線結晶構造解析を行った。その結果、6量体以上のオリゴマーで、計算通りのらせん二次構造を形成していることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
タンパク質間相互作用の制御を狙ったペプチドミメティクスの開発研究は盛んになされているものの、普遍的な方法論といえるものが確立されているわけではない。本研究は、様々なタンパク質間相互作用に適用可能な一般性の高い新規ペプチドミメティクス開発方法論を提示・実践するものである。本研究の成果は、タンパク質間相互作用を標的としたペプチドミメティクス創薬の新たな基盤として発展する可能性を秘める。
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