研究課題/領域番号 |
17K15495
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境・衛生系薬学
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
藤木 恒太 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (80632504)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ストレス応答 / シグナル伝達 / 尿細管細胞死 / カドミウムストレス応答 / 細胞死 / ALK4/5 / 近位尿細管上皮細胞 / 衛生 / 薬学 / ストレス |
研究成果の概要 |
環境汚染物質カドミウムは尿細管細胞死を惹起することが知られている。しかしながら、カドミウムがどのような制御機構で尿細管細胞死を惹起するかは、未だに解明しきれていない。本研究は、カドミウム曝露依存的に惹起されるヒト近位尿細管細胞(HK-2)細胞死におけるALK4/5シグナル経路の機能について検討した。その結果、カドミウム曝露依存的にALK4/5が活性化し、Smad3およびAktの活性化を介してHK-2細胞死を促進することを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞死は、発生、障害、疾病など様々な生命現象の基盤となる機構であり、その制御機構の理解は重要な課題である。尿細管細胞も様々な刺激や薬物に応じて多様な細胞死が惹起され、その結果、腎機能障害につながることがわかっているが、その詳細は未だ解明しきれていない。本研究において、カドミウム曝露依存的尿細管細胞死の制御機構の一端が解明されたことは、尿細管細胞死制御機構の解明に貢献すると考えられる。
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