研究課題/領域番号 |
17K15523
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 星薬科大学 |
研究代表者 |
笹津 備尚 星薬科大学, 薬学部, 講師 (60421210)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 褥瘡治療 / 外用剤 / 基剤 / 水 / 褥瘡 / 吸水特性 / 添加剤 / 薬学 / 医療薬剤学 |
研究成果の概要 |
本研究では、創傷面の滲出液に対して外用剤そのものや基剤および添加剤が有する吸水特性や吸水した水の状態などを解明し、さらにはそれらが滲出液に含まれるタンパク質等に及ぼす影響の解明を試みた。 その結果、同じ分類で定義されたいた外用剤でも、水とのかかわり方やタンパク質に及ぼす影響に違いがあることが明らかとなった。 今後、臨床との比較により、外用剤の適用に関して再評価が必要であると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外用剤の褥瘡治療において、薬効成分だけでなくその基剤や添加剤の有する特性を把握し、適切に適応することが治療時間を短縮するのに大きく影響すると考えられている。しかしながら、科学的エビデンスが示されていないことも多い。本研究は明らかとなった外用剤が有する吸水特性やその水の状態、治癒に関わる蛋白質への影響の違いから、同じ分類の外用剤でも有している特性に違いがあることが明らかとなった。今回得られた知見を実臨床と比較検討することで、より外用剤を適応することによる褥瘡治療が適正に行われ、患者のQOL向上のみならず医療費の削減などにつながると考えられる。
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