研究課題/領域番号 |
17K15557
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生理学一般
|
研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
新家 清惟 (内藤清惟) 鹿児島大学, 農水産獣医学域獣医学系, 准教授 (30794903)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 脊髄排便中枢 / 排便 / 消化管 / 脊髄 / 生理学 / 神経科学 |
研究成果の概要 |
これまで明らかにしてきたグレリン、ノルアドレナリン、ドパミンに続いて、脊髄排便中枢で作用する神経伝達物質の検索を行った。その結果、セロトニン、ソマトスタチン、GABA、α-メラノサイト刺激ホルモンなどの神経伝達物質が、脊髄排便中枢において大腸運動に影響を与えることを明らかにした。セロトニン、ソマトスタチン、α-メラノサイト刺激ホルモンに関しては、その作用メカニズムについて検討した。これらの研究成果を、英文の科学論文および国内・国際学会にて発表した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果から、脊髄排便中枢で作用する神経伝達物質が複数明らかになった。これまで知られていなかった、脊髄排便中枢で作用する神経伝達物質が明らかになったことで、脊髄排便中枢における排便制御メカニズムの一端が明らかになった。このことは、中枢神経系による排便制御の仕組みを解明するために必要な基礎的な情報を提供し、この分野の研究の進展に貢献するものだと考えている。また、本研究の成果は、ストレス性の腹痛や下痢など、中枢神経系が深く関わる排便障害の病態を解明するために必要となる、基礎的な情報を提供しており、社会的な意義も大きい。
|