研究課題/領域番号 |
17K15582
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
薬理学一般
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
細田 隆介 札幌医科大学, 医学部, 助教 (20749428)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | SIRT1 / オートファジー / マイトファジー / 筋ジストロフィー / 骨格筋・平滑筋 |
研究成果の概要 |
骨格筋特異的SIRT1ノックアウトマウスとC2C12筋芽細胞を用いた実験により、SIRT1がマイトファジーの実行に関与する可能性と、マイトファジーの際にオートファゴソームで隔離された障害ミトコンドリアとリソソームの融合に関与する可能性を見出した。さらに、mdxマウスの骨格筋においてミトコンドリアDNAに欠失をもつ障害ミトコンドリアが蓄積していることを明らかとし、マイトファジーを介したミトコンドリアのクリアランスが低下している可能性を示すことができた。本研究で、骨格筋SIRT1がマイトファジーを介した筋保護作用を示すことを明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果から、SIRT1活性化を介したマイトファジーの促進が筋ジストロフィーの治療標的となる可能性が示唆された。さらに、SIRT1が骨格筋においてオートファジーの制御を介して保護的に働いていることが明らかとなった。本研究によってSIRT1の活性化は筋ジストロフィー以外の筋疾患治療法の開発にも結びつく可能性が示された。
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