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高転移性ルイス肺癌における血管内皮細胞を模倣した腫瘍擬似血管形成メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 17K15607
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 医化学一般
研究機関金沢医科大学

研究代表者

高辻 英仁 (齋藤)  金沢医科大学, 医学部, 助教 (40768959)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード腫瘍血管 / 擬似血管 / 生体分子医学 / 腫瘍血管形成
研究成果の概要

腫瘍血管を抑制する抗がん剤に抵抗性を持つ腫瘍がどのように血管を形成し増殖するのかを明らかにするため、血管内皮増殖因子(VEGF)を阻害する性質を持つ腫瘍細胞を作成した。その結果、VEGFなしで増殖した腫瘍内には腫瘍血管が誘導され、しかも高転移性の腫瘍にみられる類洞様血管が構築されていた。さらに、この腫瘍血管はVEGF抵抗性を持たない腫瘍血管とは異なり、リンパ管系の遺伝子発現が亢進しリンパ管様の形質を獲得することが明らかになった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで腫瘍血管をターゲットとしたがん抑制戦略が提唱され、血管新生機能を持つVEGFを抑制する抗VEGF抗体抗がん剤等が開発されてきたが、単独では抗腫瘍効果の見られないがんが多く存在する。本研究によって作成した腫瘍細胞がVEGF阻害剤抵抗性の腫瘍モデルとして利用可能であることが確かめられたことから、抗VEGF抗体抗がん剤抵抗能を獲得する分子メカニズムの解明、そしてVEGFを標的とした抗がん剤抵抗性腫瘍の治療戦略の開発につながるものと期待される。

報告書

(5件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2022-01-27  

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