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炎症誘導性大腸がんにおけるWnt5aの機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 17K15619
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 病態医化学
研究機関東京大学 (2018)
大阪大学 (2017)

研究代表者

前原 奈都美  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (90783621)

研究協力者 菊池 章  
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードWnt5a / 大腸がん / 潰瘍性大腸炎 / 炎症性腸疾患 / AOM/DSS / 線維芽細胞 / 癌
研究成果の概要

Wnt5aはbeta-catenin非依存的経路を担うWntリガンドの一つとして知られている。近年、腸管における炎症の増悪化因子としての役割が明らかになった。そこで本研究では、腸管での炎症に続いて起こる腫瘍形成過程における、Wnt5aの作用を検証した。その結果、大腸がん腫瘍において、通常のがん関連線維芽細胞マーカー陰性の線維芽細胞集団がWnt5aを発現しており、大腸がんの腫瘍形成を亢進することが明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

申請者が本研究に取り組んでいた期間に所属していた研究室では、2006年にWnt5aを均一タンパク質として精製することに成功して以来、一貫して精製Wn5aの生化学的性質と細胞応答を解析してきた。また、Wnt5aの高発現は、ある種のがんの転移と関連すること、さらに腸管の慢性炎症を増悪化させることを明らかにしてきた。本研究では、これまでの知見に基づき、これまでには知られていなかったWnt5aを高発現するがん関連線維芽細胞の一集団が、Wnt5aによる炎症を背景とした大腸がんの腫瘍形成を亢進させることを示した点で、学術的な意義があると考える。

報告書

(2件)
  • 2018 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 腸管炎症関連疾患におけるWnt5aの機能解析2017

    • 著者名/発表者名
      前原 奈都美
    • 学会等名
      2017年度生命科学系学会合同年次大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2023-01-30  

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